2015年9月11日金曜日

ハードコア初心者に贈る。メインストリームハードコア入門 ①日本編

長らくこちらのブログを放置しておりました。お久しぶりです。

3月のAngerfist&Hellsystem来日、8月のDirty Bastardsジャパンツアーを初め、今年に入ってから何かと騒がしいここハードコアテクノ界隈。メインストリームハードコア(以下メインストリームorハードコアと呼びます)を流行らすには今が絶好の時!と思い立ちましたので、ここでハードコア初心者で何から聴いたらいいか分からないという方に向けて一つ記事を書き留めておこうというわけです。

といっても私自身このジャンルに浸かったのは比較的最近のことで、知識量は先輩の方々に比べると大したことはありません。というわけでここでは「最低限ここだけはおさえておけ!」というレーベル・アーティストを紹介するのをメインに進めていこうと思います。もしもっと詳しく知りたいという方は是非ハードコアのイベントに赴き、DJの方々に尋ねてみると懇切丁寧に教えてくれることかと思います(?)


○そもそもメインストリームハードコアって

簡単に言うと、「BPM150~200くらいで歪んだ4つ打ちキックや派手な音色を多用したイケイケ音楽」です。いやマジで言葉で説明しようとしてもどうしようもない。これに関しては以前、ベテランDJのAzsa先生が丁寧にまとめていたので、その記事を紹介しておこうと思います。

HARDCORE REGIMENT - WHAT IS HARDCORE?



今回は広いハードコア界隈の中でも、日本国内に絞って紹介していこうと思います。
この記事を見て頂いている方ならご存知かとは思いますが、今の日本の界隈におけるキーパーソンは間違いなくこの3人でしょう。

DJ Myosuke

Roughsketch

Noizenecio


いずれも国内外問わず広く活躍している方々です。この記事内でも何度も出てきますので、もし知らない方がいましたら是非リンク先にアクセスしてみることをお勧めします。



○主要レーベル

Japanese Stream Hardcore(JSH)
  - Myosuke, Kobaryo, Kenta-v.ez. 他(全員ヤバイ)

DJ Myosuke主宰の国内メインストリーム最大手、というか日本国内の代表的アーティストが一堂に集まった最強のレーベルです。とりあえず概要を掴むならここが最マストでしょう。
2011年の設立以来年1~2枚の頻度でコンピレーションアルバム「Japanese Stream Hardcore」シリーズをリリースしている他、個人でのアルバムも出しており、今ではリリースの度にHardtunes(世界最大のハードコア専門DL販売サイト)のチャートの上位にランクインするなど、その影響力は計り知れません。
迷ったらまずはこれで間違いないでしょう。

・個人的オススメ







SOLIDBOX RECORDS(SBR)
  - Noizenecio, QUIL, nnn 他

Noizenecio主宰のレーベル。
こちらも2010年の設立以来、年1~2枚の頻度でコンピレーションアルバム「SOLODCORE」シリーズをリリースしている。メインストリームの他に、FreeformやUKハードコアも扱う多彩なレーベル。こちらもチェック必至だと思います。

・個人的オススメ




Illegal Wave Records(IWR)
  - 6th, Dischord(300yEn) 他

6th主宰のメインストリーム/インダストリアルハードコアレーベル。年2回のコンピレーションアルバムのリリースに加え、たまにネットリリースも行っている。主宰はメロディックなメインストリームがメインの人なのに、最近ちょっとインダストリアル寄りだったり。今回は一応メインストリームに絞ろうかと思います。上二つのレーベルに比べるとシリアスな曲が多め。あとちゃっかり僕も所属してます。

・個人的オススメ






余談ですが、今春に「Altered state of Consciousness」収録の6th - CounterCultureが世界を代表するハードコアDJ「Angerfist」のPodcastに収録されたことでも話題となりました。(プレビューが無いので掲載不可


以上の3レーベルが日本のメインストリーム界の中心といったところでしょうか。上でも述べましたが、最初はJapanese Stream Hardcoreから調べていくのがお勧めです。


この他にも注目すべきレーベルがいくつかあるので、僕の知っている範囲で紹介してきます。


HARDCORE TANO*C
  - kenta-v.ez., Roughsketch, DJ Myosuke, Noizenecio, Kobaryo

言わずと知れたジャパニーズハードコアの中心地。UK/Happy Hardcoreやメインストリーム/ガバを始めとした「ハードコアテクノ」の日本最先端の位置にあるレーベルといっても過言じゃないでしょう。最近ではKONAMIの音楽ゲームとかとも深くかかわってきているので、音ゲーからハードコアに興味を持った!という方なら間違いなく知っていると思います。年1回リリースの「HARDCORE SYNDROME」シリーズの他、テーマに沿ったコンピレーション企画を定期的に排出しています。中でも「SPEEDBALL」シリーズはメインストリーム/ガバ目当ての方はぜひ手に入れたいところ。

・個人的オススメ




Notebook Records
  - Roughsketch 他

Roughsketch主宰のレーベル。最近色々なジャンルに手を広げており、ハードコアレーベルの中でも少し特異な位置にある。この記事で述べるべきは、Roughsketchのアルバム辺りであろうか。

・個人的オススメ




不可逆ハードコア

2010から2013にかけて精力的に活動していたレーベル。最近は活動を休止しており、HPも消滅している。正直僕はそこまで詳しくないですが、クオリティの高いアルバムをリリースしていたため、見つけた場合は購入してみるのもいいかもしれません。

・個人的オススメ

これの9曲目「nnn - The Meaning Of Life」が欲しい(願望


KINZOK ON

moro氏の個人レーベル。ソロアルバムを頻繁にリリースしており、その曲のエキゾチックで独特な雰囲気も併せて注目なレーベル。

・個人的オススメ

これの1曲目がすげー格好いい。



FREAKIN WORKS
  - DJ Myosuke 他

DJ Myosuke主宰のBPM200overの高速ハードコアレーベル。メインストリームから多少離れますが、似たようなものもいくつかあるので紹介しておきます。

・個人的オススメ



Myosuke氏は他にも超高速スピードコアレーベル「Psycho Filth Records」の主宰も務めておりますが、さすがに今回は名前だけの紹介にとどめておきます。


HARDCORE INTOXICATION

忘れちゃいけないのがここ、ってかウチです。メインストリームとスピードコアをメインにやってます。
これから大きくしていきます。頑張ります。
次回秋M3でも新譜「HARDCORE ARMED FORCES 3」を出しますんで、よろしくお願いします。

・個人的オススメ




以上が僕が知ってる日本のメインストリームハードコアのレーベルです。後半割と知ってる限り挙げた感じがしますが、とりあえずは一番上のJapanese Stream Hardcoreを、その次にSOLIDBOXとIllegal Waveへ進むのがいいかと思います。



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次回、近いうちに「ハードコア初心者に贈る。メインストリームハードコア入門 ②海外編」を書くと思いますのでよろしくお願いします。忘れてたらTwitterで教えてください。


あとHAF3は公募とかやってるんで、作ってる人はこっちもよろしくおねがいします。(超重要



追記)
速攻で書きました。 →ハードコア初心者に贈る。メインストリームハードコア入門 ②海外編(前半)

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